「慎さんと志乃さんに、失礼を承知で聞きます…」
「何?さゆ」
「姫菜ちゃんを恨んだ事、妬んだ事は、本当にないですか?あるから…姫菜ちゃんは別れを考えたりもしたんじゃないんですか?」
安西の問い掛けに、慎は志乃を見て。
志乃は空を見てから、安西に向き直った。
「…あるよ。“私には秀が居ないに何で?”って。でもね、慎が言ったの。“じゃあ、俺を見れば?”って。自分だって悲しいくせに、馬鹿だと思った。でも、夜に寂しくなった時…慎も寂しかったって聞いて、傷の舐め合いでも良いから一緒に居たいと思った。過去にすがる理由がなくなった。だから今、昔以上に、姫菜を好きになれたの」
そう言って志乃は、恥ずかしそうに笑った。
「何?さゆ」
「姫菜ちゃんを恨んだ事、妬んだ事は、本当にないですか?あるから…姫菜ちゃんは別れを考えたりもしたんじゃないんですか?」
安西の問い掛けに、慎は志乃を見て。
志乃は空を見てから、安西に向き直った。
「…あるよ。“私には秀が居ないに何で?”って。でもね、慎が言ったの。“じゃあ、俺を見れば?”って。自分だって悲しいくせに、馬鹿だと思った。でも、夜に寂しくなった時…慎も寂しかったって聞いて、傷の舐め合いでも良いから一緒に居たいと思った。過去にすがる理由がなくなった。だから今、昔以上に、姫菜を好きになれたの」
そう言って志乃は、恥ずかしそうに笑った。

