【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

「…何を泣いてんだ、お前」



なのに慎が涙を溢してる。

…何でこいつが泣くんだ。



「可愛い妹を、俺らが一番、嫌な思いさせたと思ったんだよ…。隆斗と別れる事まで、考えてたんだからな…」



慎はズズズッと鼻水を啜り、志乃の頭を撫でた。



「志乃と付き合った時、言わなかった事、後悔した。別れたりしたら、姫菜は謝るってわかったし。
でも…無自覚だろうけど、ちゃんと人を幸せにするヤツだったな。隆斗が一番わかるだろ?」



「そうだな…」



雄志は安西を見て微笑む。

けど、安西は複雑そうな顔をして、口を開いた。