【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

私は自分の右腕を見て固まった。



「大丈夫?雄志…;;」



「また筋が…;;」



雄志は違う意味で、自分の右腕を見てる。

…私が、反則…。

おかしい…。



「舜…」



「ん?何、姫ちゃ――」



「てめぇ、嘘だろ!私が反則したわけねぇんじゃっ!!」



私は舜の胸倉を掴んで揺すった。

…嘘だったら承知しねぇぞ!!

ーーバンッッ



「だからうるせぇだ姫菜――ッ!!!!」



また、隆斗が現れた。

今回はマジギレで、私はハッとして、思わず教室の後ろへと逃げた。



「待てゴラァ゛!!」



けど、隆斗は追って来た。