「私さ…あんたは簡単に人を見放さないと思うんだけど」
「…うん。私は人を信じる馬鹿だからね。でも、それも悪くない思えたのは、彼氏のお陰かな。安西さん、中山は貴方の存在に救われてる。私も何か考えるから、中山の傍に居てあげて」
私に考えが浮かぶ筈がなかった。
けど、思えば隆斗は傍に居てくれた。
追い掛けてばかりの私を、いつも待っててくれた。
それだけでも、人に救われる。
「…んじゃ、私も帰る」
「気を付けて」
私は立ち上がる安西さんを見上げて見送る。
少し笑った安西さんに、私も微笑む。
「…うん。私は人を信じる馬鹿だからね。でも、それも悪くない思えたのは、彼氏のお陰かな。安西さん、中山は貴方の存在に救われてる。私も何か考えるから、中山の傍に居てあげて」
私に考えが浮かぶ筈がなかった。
けど、思えば隆斗は傍に居てくれた。
追い掛けてばかりの私を、いつも待っててくれた。
それだけでも、人に救われる。
「…んじゃ、私も帰る」
「気を付けて」
私は立ち上がる安西さんを見上げて見送る。
少し笑った安西さんに、私も微笑む。

