「お言葉ですが中山は、そんな事を――…」



「姫菜!校長は疑ってないだろ」



校長に楯突こうとした私を、隆斗が頭をポンポンとして、落ち着かせてくれた。

「ふぅ…」と息を吐き、デスクに行く。

手荷物の整理をしてると、職員会議が始まる。



「あ、小嶋先生」



「はい」



「1週間後、教育委員会が実施する英語教諭の勉強会に、切田ーキリター先生の代わりに、出席して下さい」



「え゛っ…」



…何で私が。

隆斗と一緒じゃないなんて嫌!



「…はい;;」



けど、周りからの視線により、私は頷くしかなくなった。