「雄志はよくしてくれてる。いつも私には優しくもしてくれて。
でも、２月頃、雄志のお姉さんが結婚して…」



「うぇーっ！？;;
志乃が結婚？……て！;;」



…口に出ちゃったよ;;



「あんた、志乃さんと知り合いなわけ？」



「えぇ;;高校の時から親友。
でも、中山には黙ってて。志乃の友達だからって、愛想良くされても嫌」



私のお願いを、安西さんは頷きながら、「あんたって、珍しいね」と言う。



「“珍しい”かな？」



私としては、普通のつもりだったけど。



「うん。このクラス、１年の時から一緒なんだよね。不良だけを集めたクラス」



…だろうね。

としか、思えない。