ーーピンポーンッ

お盆休みを迎え、朝からイチャイチャしてた私たちは、隆斗の舌打ちで離れた。

「初日から誰だよ」と、不機嫌な隆斗は、顔に“ウザい”ともろに出したまま、玄関へと向かった。



「誰だった?」



すぐに戻って来た隆斗。

隆斗は後ろに振り返り、「座れよ」と言う。

そこには、名前は知らないけど、隆斗のクラスの女の子が立っていた。



「お邪魔…してます…」



「あ、どうぞ?」



私は立ち上がり、ソファーに座るように促し、キッチンにお茶を淹れに行く。

2人分のお茶を出し、寝室に行こうとすると、まさかの「姫菜先生…」と言う声。