過去を忘れられないのも、忘れるのも、両方…辛いんだ。
「姫菜…」
「何…?」
「忘れても、忘れられない気持ちは、今もあるよ」
志乃は、自分の胸を指差した。
大好きだった人。
離された彼。
寂しそうに、涙で揺れる瞳は嘘を言わない。
「うん…っ」
背負った後悔は違うけど。
忌まわしい事件をした私たちは、また手を取り合って笑った。
「もう、泣かせるな!」
「志乃が勝手に泣いたんでしょー!(笑)」
1人で思い出した時。
誰かと思い出した時。
現実への戻り方が違った。
自然と笑える。
心が軽い。
また一歩、進んだんだよね。
「姫菜…」
「何…?」
「忘れても、忘れられない気持ちは、今もあるよ」
志乃は、自分の胸を指差した。
大好きだった人。
離された彼。
寂しそうに、涙で揺れる瞳は嘘を言わない。
「うん…っ」
背負った後悔は違うけど。
忌まわしい事件をした私たちは、また手を取り合って笑った。
「もう、泣かせるな!」
「志乃が勝手に泣いたんでしょー!(笑)」
1人で思い出した時。
誰かと思い出した時。
現実への戻り方が違った。
自然と笑える。
心が軽い。
また一歩、進んだんだよね。

