【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

なのに、「早く入りなさいよ」と、志乃に引き離された。



「私に恨みでもあるわけ?」



「ないとは言えないよね。
あんた、私の愚痴を全く聞かないんだから」



「人間ちっさ」



ーーバシッ



「―――った!;;」



「黙れ雄志!クソガキが!」



私は志乃に思い切り頭を叩かれた雄志を見ながら、視聴覚室のドアを開けた。

中は真っ暗…。



「行きたくない…っ…」



既に半泣きの私。



「「「―――行け」」」



でも、3人に無理矢理、中へと押し込まれた。

ーーピシャンッ

挙げ句、閉じ込められた。