「さっさと行くわよ!」
「うん…」
逮捕から3週間、志乃が「正当防衛…いや、過剰防衛の姫菜が反省してるのに、お前らはダメダメだな!!」と、警察で暴れただけで、まさかの釈放をされた私。
久々の外の空気…
みんなと対面する事に、胸が震える。
私はあの日に着てたスーツで、拘置所を出された。
「姫菜にピッタリね」と、厭味を言う志乃の車で学校へと向かう。
志乃が車を飛ばすから、緊張を解く間もなく学校へ。
視聴覚室の前に行くと、雄志とさゆが待って居た。
「「おかえり」」
私は「ただいま…っ」と、2人に抱き着く。