私は隆斗の唇に、自分の唇を重ねた。



「……うふぅ…っ……」



“ここ、学校”って、離されると思ったのに、隆斗は私の口に、舌を滑り込ませた。



「―――ゃんっっ!;;」



唇を離せば、私の髪の毛を払い、私の項(うなじ)に吸い付く隆斗。

私は隆斗のスーツを握り締め、一瞬の愛のある痛みに耐える。



「…ちゃんと守るから、無茶すんなよ。あ、無茶苦茶にやるなよ?」



「…うん…っ」



項にある傷を指で撫でる隆斗。

私は隆斗の頬に口付けし、離れた。

ある程度の距離を保ちながら、職員室へと戻る。