【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

「…っ…!」



私がよろめくと、後ろから誰かが支えてくれた。

顔を上げると、まだ立って居た2人を睨む隆斗だ。



「何で居……」



「―――俺の奥さん、殴ったな?あ?覚悟してんのかコラッ!!」



隆斗は私の言葉を遮った。

ーードカッ

ーーバキッ

隆斗は私を支えたまま、左足だけで蹴り倒し、私を向く。



「また遅くなった…」



隆斗は私を腕に閉じ込めながら、弱々しい声で言う。

私は「来てくれただけで嬉しい。ありがとう…」と、涙声で、肩に乗っかる隆斗の頭を撫でた。

…いつも助けに来てくれて、ありがとう。