【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

私は舞台袖に校長に引っ張られ、隆斗まで来た。



「「はぁ…;;」」



2人は揃って、頭を抱えながらため息。

私が隆斗の腕を掴みながら「ごめんね?」と言うと、「まぁ、今更か」と言われた。



「う゛…っ;;」



就職活動の時を思い出す―…。

私がコネでこの学校に来たのは、隆斗の以前に、面接でセクハラ発言を受け、「黙れバケが!!」と、暴言を吐いたからだ。

私は半べそで「気を付ける!!」と、隆斗に抱き着く。

隆斗は私の頭を撫で、校長に「フォローしますから」と言う。

…持つべきものは、最高の彼氏だよ。

ニコニコとする私を見て、校長は「頼みました」と微笑む。