【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

薊さんは無意識なのか、罪悪感かはわからないけど、人の目は正直だ。

この感覚…私は覚えて居る。



「貴方、何か企んでるわね」



「え…?」



キッパリと言い切る私に、薊さんはハッとしたような反応をした。

…さゆか雄志が危ない。

私は立ち上がり、ジャージのポケットから携帯を取り出した。

ーー〜♪〜♪

すると、タイミング良く携帯が鳴った。

“中山 雄志”

…やっぱり!!



「もしもし、雄志っ!?」



『姫菜、さゆと一緒か?』



「さゆ…居ないのね。いつから?」



『あぁ…。トイレ行くらしいから体育館で待ち合わせしたけど、20分も来ねぇ』



雄志は息を切らしてる。

捜してるんだろう。