【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

「薊が中山にした行為は、ストーカーと同じなんだ」



隆斗がそう言っても、薊さんは、特に顔色は変えなかった。

むしろ、「ストーカーみたいにこそこそしてないですよ?」と言った。



「じゃあ、何でつけたのよ」



「身辺調査です。弱味を探れば、中山君と私は付き合えるから」



私は隆斗を見た。

隆斗は私をチラッと見た後、「それは行き過ぎてるぞ…」と、ため息を吐いた。

薊さんは「大丈夫ですよ。私は中山君と後々、付き合えますから」と笑った。

その時に、私は彼女の瞳がまた揺れた事に気付いた。