翌日、私は体育館に顔を出しがてら、作業をする薊さんを呼び出した。 不安そうな雄志に笑いかけ、薊さんと進路指導室に行く。 鍵を開けて待っててくれた隆斗の隣に座り、私は「座りなさい」と、正面に座らせた。 「呼び出された理由に、心当たりはある?」 「ないですけど」 薊さんは私の目を見て、はっきりと言った。 しかし、どこか瞳が揺れてるような気もした。 「私のクラスの、中山雄志をつけたわよね?」 「それが、ダメなんですか?」 薊さんは、雄志をつけた事には、罪意識はないみたいだ。