【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜




翌日、私は体育館に顔を出しがてら、作業をする薊さんを呼び出した。

不安そうな雄志に笑いかけ、薊さんと進路指導室に行く。

鍵を開けて待っててくれた隆斗の隣に座り、私は「座りなさい」と、正面に座らせた。



「呼び出された理由に、心当たりはある?」



「ないですけど」



薊さんは私の目を見て、はっきりと言った。

しかし、どこか瞳が揺れてるような気もした。



「私のクラスの、中山雄志をつけたわよね?」



「それが、ダメなんですか?」



薊さんは、雄志をつけた事には、罪意識はないみたいだ。