【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

雄志にも何かあっても困る。



「…今日、さゆは私が送る。
梅田先生と相談して対処するから、任せてくれない?」



「ん…。頼んだ」



雄志は「体育館、行くわ」と、理事長室を出た。

“任せて”とは言ったものの、どうしたら良いのか、私にはわからない。

助けられてばかりの私。

けど、大切な生徒を守るのが、私の仕事だ。

―――私はこの夜、さゆを送り、隆斗に相談し、異変に気付いてたのに、伝えなかった事を謝った。

明日、薊さんと3人で話し合う事にしたけど、辛い片想いは、私たちの予想外の方向へと向かって居た……―――。