けど、左に視線を向ければ、薊さんが布(きれ)と鋏を持ちながら、雄志を見てた。
友達に呼ばれた薊さんは、「すぐ切るね」と、布を切り始めた。
でも、またすぐに雄志を見る。
その繰り返しの中で、雄志とさゆが肩を寄せ合えば、表情は暗くなる。
「姫菜ちゃん、大丈夫?」
「…え、大丈夫だよ!さ、真優も頑張って!」
私は声を掛けてくれた真優の背中を押して、作業スペースに帰した。
…教師が生徒に心配されてちゃダメだよね。
私は笑顔を作り、見回りをしながら、隆斗たちの元へと足を進めた――…。
友達に呼ばれた薊さんは、「すぐ切るね」と、布を切り始めた。
でも、またすぐに雄志を見る。
その繰り返しの中で、雄志とさゆが肩を寄せ合えば、表情は暗くなる。
「姫菜ちゃん、大丈夫?」
「…え、大丈夫だよ!さ、真優も頑張って!」
私は声を掛けてくれた真優の背中を押して、作業スペースに帰した。
…教師が生徒に心配されてちゃダメだよね。
私は笑顔を作り、見回りをしながら、隆斗たちの元へと足を進めた――…。

