【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

雄志は「あぁ」と言って、私を何度か振り返りながら、体育館の中へと戻る。

―――私の思い過ごしなのだろうか。

時代は流れ、一昔前のドラマみたいな展開はないと思うけど、それは確かではない。

隆斗に相談すべきなのだろうか。

けど、相談して何も起こらなかったら、心配させただけ、申し訳ない。

かといって、相談せずに何か起こったら、居たたまれない。

体育館の扉を開け、中を覗けば、雄志はさゆと舜と笑い合ってる。

隆斗に頭を叩かれながら突っ込まれると、「姫菜にチクるぞ!」と言ってる。

微笑ましい光景だった―…。