【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

外に出たら雄志を解放した。



「どうしたんだよ、姫菜」



雄志は私が引っ張ったせいで崩れた襟元を直しながら私を見た。



「誰かに告白されなかった?」



雄志を隆斗ほどではないが見上げると、雄志は「E組のアサミ?アザミ?か何かに“一目惚れした”って。で?何で知ってんだよ」と言った。



「ううん。何か、薊さん見てたらわかって」



「安心しろ。断ったから」



「それはさゆに言いなさいよ」



私は腕を組ながら空を見た。

…何もなければ良いけど。

私は雄志に「ごめん。戻って良いよ」と告げた。