「どうだった?たかちゃんは合ってたのかっ!?」



隆斗に感心した私に、舜が叫んで来た。



「Good!
Excellent!!」



私は笑いながら舜に笑う。

舜は「姫菜の眼鏡に隠された笑顔が見たい…」と、違う話をし始めた。

私は「なくても変わらないよ?」と言いながら振り返ると、薊さんがこちらをジーッと見ていた。

正確には雄志だ――…。

私は雄志の腕を引っ張った。



「は?いきなり何だよ!!」



雄志は「危ないだろ!」と言ってるけど、私は「黙って来なさい!」と、体育館から連れ出した。