「おー、エクセント!」



舜が拍手しながら近付いて来る。



「お前は馬鹿か!!」



そう舜に突っ込む隆斗と一緒に。

私は「雄志も舜も、授業を聞いてないのね…」と泣き真似をした。



「俺、何か間違った?」



「エクセントじゃなくて、エクセレントだろ!」



隆斗は舜に拳骨を喰らわせる。

すると雄志が、「梅田、正しい発音で言える?」と、挑発。

さゆは「数学教師には無理でしょ」と、冷静に言い放った。

私は隆斗を見た。

隆斗は英語は出来たけど、発音はまでは無理だよね。



「―――Excellent」



だと思ったのに、言えた!