ヒロリン、そう呼ばれた相沢は顔を緩めた。冷たく当たられるものだと思っていたのだろう。
「わぁ、ヒロリン久しぶり~!!ん?その隣の可愛い女の子は…まさか彼女!?手なんか繋いじゃって!!俺の知らない間に…!って、立ち話もなんだから中に入ってよ。」
「あ、ああ。」
なんだかドンドン話が展開して行っているがついて行けていない。流されるがままに広い玄関の中へと足を踏み入れる。
「「お邪魔します…。」」
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「でさーヒロリンたら可愛くってさ、捨てられたワニを見捨てられなくて…自分のペットにしたんだよ!?ありがちな猫とかなら分かるけどワニだよ、ワニ!!もう面白くってさー。」
「あはは、お人よしにも程がありますよねー。」
「でしょー?」
「…未音、余計な事を言うな。」
「え?全然余計な事じゃないよー?昔の思い出を彼女さんに教えてるんだもんー。ヒロリンのお世話をするには過去を知って無くっちゃ。」

