四王寺学園記



『楓様、そろそろ目的地になります。』

ヘリに一緒に乗っていた楓の執事がそう告げた。
心なしか相沢の手を握る力が強くなった気がした。


「はい。」


楓も相沢の手をぎゅっと握り返した。





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「ここに…あいつが…。」

目の前にある大きな和風の建物にぽつりと呟く。



「会長、…あの、手を…。」
楓が繋いだままの手を見ながら言う。

「ん?ああ。」