ぽつ、ぽつ…と相沢が話しだした。
少しずつ、少しずつ、嫌な事を思い出すように…。
「俺には、幼馴染がいたんだ。
いつも一緒に遊んでて、何をする時もあいつと一緒だった。
ずっと、一緒にいるんだと思ってた。」
楓はなんとなく相沢の隣に腰を下ろした。いつもは誰にも頼らないオーラを出している相沢が、今は壊れてしまいそうで…。
「でも、周りの奴らが俺に騒ぎだした。ファンクラブみたいなのも出来て、あいつは俺に相応しくないって遠ざけられるようになった。
俺はそれが嫌であいつから離れようとしなかったんだ。
…知らなかったんだ、あいつが…っ、いじめられてただなんて。」

