四王寺学園記


相沢が楓に抱きついているのを見ての反応は人それぞれだった。


親衛隊の反応もそれぞれ。

なんであんな奴、と言っている人もいれば
相沢様と北原様、お似合いだわ…なんて言っている人もいる。

薫も嫉妬の目を向けられてはいたがお似合いだとも言われていた。


誰から見たって有巣川と手を繋ぎ、顔を赤くして俯いている可憐な美少女をブスだとは思えない。だから、批判の声もごく少数だ。


その反応を見た相沢は満足そうに微笑む。
そして有巣川がマイクを手に取り、これで生徒会からの報告を終わります、と締めくくった。



「では、1年生の歓迎会、ダンスパーティーを始めましょう。」
生徒会の一員なのだろう、これまた美人な女の人が言った。ミルクブラウンのウェーブがかかった髪の毛がとても似合っている。


その女の人が始めの言葉を口にすると舞台の下にいるオーケストラが演奏を始めた。