四王寺学園記



『キャーーー!!』
『ギャーーー!!』
『やめてーー!!』

会長、副会長のファンであろう人達が悲痛な叫びをあげる。


楓はこちらを向いている薫と目が合った。二人とも訳が分からなくで困った顔をしている。


「楓、前野、上がってこい。」
舞台の上から相沢がそう言った。さりげなく楓と呼んでいる。生徒には隠すのではなかったのだろうか、そんな疑問が楓の頭の中をよぎる。しかし相沢の物言いは拒絶できないものがあった。






皆の視線を集めながら二人は相沢達のいる舞台に上がって行く。





楓達が舞台の上まで行くと相沢は楓を、有巣川は薫を引き寄せて密着する。また悲鳴が上がった。



「お前ら、こいつに手を出したら命はないと思えよ。」
「そうですね。私も許しませんよ。」