四王寺学園記


楓はそのチョーカーを相沢からもらったのだ。と言うことは…、とそういう事を岬は言いたいらしい。


「へぇ…このチョーカーってそんなに凄いんだね。」
「や、そんな呑気な事言ってないでよ。アンタ告白されたって事じゃないの?」
「そうですよ、楓ちゃん。」



なんだかピンとこない。う~ん…と考えてみるが、楓は相沢が自分の事が好きだなんていう事を想像できなかった。

「でも、会長はそんな感じじゃなかったよ?」

「そうなんですか?まあ、虫除けの意味もあるのかもしれませんが…。でも、好意を一切持たない相手になんかチョーカーは渡しませんよ。楓ちゃん、それつけましょう。」


楓がうんと頷く前にチョーカーを取られ首につけられる。

「後、会長は腕輪を付けてらっしゃいませんでした?」

「え…あ。つけてる…と思う。(私が朝渡したあれかな?)」


「……!!ああ、そういう事ですか…。」

岬は一人でうんうんと納得している。楓と薫は全く話についていけていない。