躊躇いがちに聞かれた質問に楓はうん、と答えた。
「ちなみに、誰からもらったんですか?」
「会長。」
「………!!!」
岬は驚きのあまり口と目を開けたまま固まる。
そしてハッとなってまた楓に問う。
「…楓ちゃん、今そのチョーカー持ってます?」
「持ってるよ。えっと…ああ、コレ。」
ドレスに合わせた小さめのバックの中から相沢からもらったチョーカーを取り出し、岬に差し出す。
「楓ちゃん…凄いですね…。」
「え?ああ、これ凄く綺麗だよね。」
「違いますよ…。あのですね、チョーカーっていうのは……。」
岬は真剣に語り出した。
岬が言うにチョーカーとは決まった相手がいる女の子が付けるんだとか。たとえば婚約者だったり、恋人だったり。
だからチョーカーを男性に渡されるというのは告白、またはプロポーズと同じような意味になる。

