「「うわあぁ…!!」」
楓と薫は感嘆の声を漏らした。
確かに二人が感動するだけあっていつもは迎賓館の会場はとても綺麗だった。迎賓館なので元も豪華なのだか、それに加えてさらに飾り付けられより一層華やかさが増している。
壁やテーブルの上には歓迎の花言葉を持つ藤が飾られている。会場の雰囲気を全く邪魔していない、むしろ藤の花があるからこそ、この和やかで楽しい雰囲気を作り出しているのだろうか。
「凄い…綺麗だね…。」
見とれながら楓は言う。
「そうですね。やっぱり高等部の歓迎会だけあって規模が大きいですね。」
小、中、高と四王寺学園の生徒である岬が言った。
「あのさ、見とれてる所悪いんだけど…、私達何処に行けばいいの?」
3人で入り口付近で突っ立っているのはどうかと思った薫がいちばんそう言うのに詳しいだろう岬に聞いた。
「あ、一応メイン会場にいればいいと思います。勝手に始めて下さると思うので。じゃあ下に降りますか、そろそろ始まるでしょうし。」
「うん。そうしよっか。」
3人は肩を並べ赤絨毯の敷かれている階段を降りて行った。

