「はぁはぁ、お二人とも鼻血ものですよ…!!なんですか、あれですか。楓ちゃんは白のお姫様、薫さんは黒のお姫様ですか!?そのポジション美味しすぎますよhshs。」
「あは…ありがとう。っていうか岬ちゃんてホントにメイクとか上手だね!私鏡見て吃驚しちゃった。自分で言うのもなんだけど孫にも衣装だよね。」
「はぁ、可哀想な子。それより岬は?ドレスとか着てないけど…。」
確かに薫の言う通り岬は着替えてもいない。
「…あ。」
「やだ、何してんの岬!自分の事忘れないでよ!」
「あ、ははは…?」
「ほら!笑ってないでさっさと着替えなさい!」
本当に忘れていたらしい岬を薫が一喝した。
「は、はいぃ!!」
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「…岬ってさ、案外可愛いよね。」
岬のメイクを終えた薫が呟いた。
「や、案外っていうのは失礼でしょ。」
すかさず楓が突っ込みを入れた。しかし岬は本当に”案外”可愛いのだ。ずば抜けて顔が整っているとかではないが、パーツの一つ一つが整っている。目も大きいしまつ毛も長い。なぜ目立たないのかが不思議だ。
「これじゃあ…岬、今日のパーティーは大変になりそうだね。」

