四王寺学園記


興奮した様子で岬が迎えてくれた。

「お邪魔します。」




「はい、薫。これドレスとかなんだけど…。」
そう言ってバックを薫に渡そうとする。

「あ、やってくれるのは岬だから、岬に渡してくれる?」

「楓ちゃん、私こういうの得意なんです!任せて下さいね!!」

「あ、うん、よろしくね。じゃあお願いします!」

「はい!楓ちゃんなら何でも似合いますよ~!!もう、私こんな可愛い子のメイクが出来るなんて…感激すぎて涙が出てきますよ!!」
岬は鼻息を荒くしてそう言った。どうやら岬にすべて任せればいいようだ。


「ささ、お二人とも時間があまり有りませんから着替えて下さい!そうしたら次は髪をいじってお化粧しましょう!!はぁ、萌え+燃えです…!!頑張っちゃいますよ!!!」


「「お、お願いしま~す…。」」

触らぬ神に祟りなし。


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「あぁ、完璧です…最高傑作です…!!」

楓と薫は見事にドレスを着こなしていた。楓は白中心の女の子らしいドレスだ。くるぶしが隠れるくらい丈が長い。一方薫は楓と正反対で、黒中心。女の子と言うより女性らしいと言った方が正しいかもしれない。丈は七分位でスリットが入っていて細く白い足がチラチラと見え隠れしている。

もちろんメイクもドレスと個人の個性に合わせてしているので、楓はお姫様、薫は王女様のようだ。