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「…はあ…とうとうこの日がやって来てしまった…。」
朝食のパンをかじりながら楓は今日やってくる事に頭を抱える。ズーン、と漫画にありそうな落ち込み方だ。
「なんだ。そんなに落ち込んで。」
「うっ…何でもないですよぅ…。」
「…何でもなさそうには見えないんだが。もしかしてお前今日のダンスパーティーのペア決まってねぇのか?」
「……それもあります。」
図星だった楓は膨れて横を向く。実は薫達が楓に言い寄ってくる男どもをことごとく追い返していたのだか…本人は知る由もない。
「はぁ?」
「どうせ私とペアになりたい人なんていませんよーだ。」
「……。」
相沢にまで呆れられた顔をされてしまった。
「しょうがねえな…ちょっと待ってろ。」
相沢はそう言って立ち上がり、自室のある2階へ上がって行った。
「…?」

