「ありがとうございました。またお越し下さい。」 そんな声に見送られ楓は自室へと急ぐ。 「(まだ会長帰ってないよね?…右よし、左よぉし!人居ない!)」 こんな時でも注意は怠らない。 ガチャ… 部屋の中は真っ暗だ。 まだ帰ってきてないらしい。 「さて、帰ってくる前にパッパと作っちゃお。」 楓はエプロンを付け腕まくりをする。 部屋の中に肉の焼けるいい匂いが漂ってきた。 「ん。おいし。」 ガチャ… 玄関の方からドアの音がした。