四王寺学園記



『え、お前いきなりその質問…?』

数人が突っ込んだ。

「だ、だって気になるじゃんっ!!で、どうなんですか!?」


「え、いません…。」
「私も同じく。ちなみに楓は彼氏いない歴イコール年齢です。」

「か、薫!!」

『え、うそ。』『可愛いのに…。』


薫は帰ってきた反応にニヤリと笑う。


「この子、超鈍感無自覚娘なので。皆さんよろしくお願いします。」
薫は楓の頭を掴み無理やりお辞儀をさせる。

「薫!?何…!?」









『可愛いよー!!』
男子が面白半分で声を上げる。



「ほら、楓。可愛いって言ってくれてるよ。お礼しなさい。」

薫がわざと皆に聞こえる大きな声で言う。


「え?何言ってんの?薫に向かって言ってくれてるんだよ。」