「それはですね。楓ちゃんがちゃん付けの方が似合うからです!!」
「へ!?」
「あぁ、納得。」
「薫まで!?」
この後楓は理由を求めたのだか二人ともニヤニヤするだけで教えてくれなかった。
「楓ちゃんと薫さんは何組ですか?」
校舎に近くなった頃、岬が聞いてきた。
「わたしはS。薫もだよね?」
「うん。」
「私はAなので、隣ですね!!
でも二人ともSクラスなんて、頭いいんですね。」
「え?クラス分けにそんな決まり事あるの?」
「はぁ…楓、寮長の話聞いてなかったの?」
「う、すみません…。」
「Sクラスというのは頭の良い子達が集まるんですよ。あ、頭だけじゃなく、容姿と家柄も含まれますが。後のA~Eまではランダムです。でもFだけは不良が集まりますね。」
「そんなんだったんだ…。」
昨日寮長はこの内容を話していたか、楓は全く覚えがない。
「してたよ。」
薫が楓の心の中を呼んだように告げてきた。
「え。やっぱり…?」

