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「くぁぁ…。ねみぃ…。」
何時もは寝ているはずのこの時間。相沢は階段を降りて行った。
昨日は入れなかった風呂にも入らなくてはいけない。
「あ、会長。おはようございます。」
「おはよう…。もう出来たのか、早いな。」
いい匂いが相沢の鼻腔をくすぐる。
「今作りあがったとこです。」
そう冷静に言いながら、楓の内心はパニックに近かった。
「(会長、エロ…。)」
なんだかイケない空気が相沢から漂っている気がした。
ゆっくりとこちらへ歩んでくる(ただ眠いだけ)その顔は物憂げで(眠いだけ)…フェロモンが出てる、という表現が正しい。
楓も普通の女子高生だ。異性のそんな姿を見て恥ずかしくならない訳がない。
「なんだ?顔が赤いぞ、北原。」
「な、なななんでもないです!さっきまで火を使ってましたから、それで熱いんです!!」
我ながらナイスフォローと心の中でガッツポーズをした。
「ならいいが。お前に倒れられると俺が(飯にありつけなくて)困るんだからな。」
「は、ハイ…。」

