「うっはぁ~。いいお湯。」
思った通り露天風呂はとてもいい湯だった。心なしか肌もすべすべになっている気がする。
「毎日源泉かけ流しのお風呂に入れるなんて、贅沢だなあ~。あ、星が見える。」
学園は山の中に位置しているので、周りに光を発するような建物が全くない。だから星がとても綺麗に見える。
「のぼせる前に出よ…。毎日入れるんだから。」
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ボスン、とベットに転がる。
お風呂上がりの火照った体に冷たい布団が気持良い。
「(お母さんに電話しないと…。面倒くさいけど、しないと後が怖いし。)」
プルルルル…
『はぁーいもしもし?楓ちゃん?』
「そう、私。」
『元気にしてた?何か困ってる事とかない?ホームシックになってない?』
「なってないよ。まだ家出て1日だし。」
『そう、楓ちゃんの声が聞けて安心したわ。寮生活なんて大変だけど頑張ってね!』

