_______
「いやあ、驚かせてしまってすみませんでした…。本物の楓ちゃんに会えたのが嬉しくてつい。」
「楓、この人ああいう風に暴走しちゃうこともあるんだけど、いい人だから。」
「滅相もないっす、薫さん。」
岬は土下座しそうな勢いで言った。
「あの…、石井さんは、」
「岬でいいですよ。同い年でっす!」
「じゃ、じゃあ、岬ちゃん。岬ちゃんて、オタクなの?」
「それ、私も知りたい。」
「う~ん…。オタクっていうより……腐女子ですね。あ、GLも行ける口です。」
「「婦女子?」」
「見事なハモリ具合、ごちそうさまです。ふじょしって言うのはですね。ざくっと言うとボーイズラブが好きな女子の事です。腐った女子イコール腐女子。」
「ボーイズラブって、男同士の恋愛ってこと?」
「薫さん、さすがです。ご名答!」
「じゃあ岬ちゃんは、その男同士の恋愛を見るのが好きってこと?」
「ザッツライト。ちなみにガールズラブもOKです。今、頭の中で薫さんと楓ちゃんのCPが出来上がっております!」
「「………。」」
「岬、食堂に案内してくれる?」
「ああ!はい。すっかり忘れていました!こっちです!」
岬は思い出したかと思うときびきびと動き始めた。
「(薫、ナイス助け舟!!)」

