「ふぅ、このくらいでいいかな…?」
ガチャ
「おい北原。」
「ひゃい!?」
「俺は仕事が入ったから、気にせずあの友達とでも飯食いに行ってろよ。」
「あ、りょ、了解です。」
バタン
ノックをしてから入ってくれとバクバクする心臓を抑えながら思った。
「(薫にメールしよ…。
えっと”薫へ 同室の子はどうだった?もうすぐ御飯の時間だけど、薫はどうする?暇だったら私と食べに行かない?………。”)よし、そーしん!」
はぁ、と小さい溜息を吐いてベットに転がる。ふわっと体を包み込むような弾力が気持良い。
「なんか、濃い1日。」
でも、悪くはない。むしろ充実していて楽しかった。
「会長も、優しかったし。」
もっと冷たく当たられるものかと思っていたから。意外と根は優しいのかもしれない。

