「あー…今日転校生来るんだった…マジ面倒くせぇ…。」 相沢は制服のネクタイを楓に結んでもらいながら愚痴をこぼした。 「これも立派な生徒会長の役目でしょ?頑張って。」 「頑張ったら、何かご褒美くれんの?」 「え、」 「欲しいな。そしたら俺頑張る。」 子供のような事を相沢が言う。心の中でそうじゃなくても頑張ってよ、と言いつつ楓はネクタイの形を整えた。 「……何か、考えときます。」 楓はハァ、とため息をついた。