_______ 「尋和、朝だよー。起きてー。」 ゆさゆさと相沢の体を揺すりながら声をかける。楓の朝は大体これが日課になっていた。 相沢は恐ろしく朝に弱かった。絶対起きないといけない時は自力で起きられるが、普通の日はどうしても楓に頼ってしまう。 「…あと30分……。」 「いやいや、30分は無理だから。ほら、ご飯も出来てるよ。尋和の好きな蓮根のきんぴらだよー。」 「…おきる。」 好物の名に相沢は重たい瞼を無理やり開け体を起こした。