四王寺学園記






「俺、今凄い幸せ。」

耳元で囁かれたくすぐったさに楓は身をよじる。しかし相沢の腕はそれを許さない。





「楓……。」

「な、何…?」






「俺の姫になってくれる?」


”姫”

それは相沢が楓に聞かず勝手に決めてしまったものだ。楓が危険だったからもあるが、ほぼ相沢の私的な感情だったのだ。




「そんな事言ったって…、」