相沢は本気で思っているようで真顔だ。
その相沢と目を合わせて”可愛い”と言われた楓は顔が真っ赤になった。お風呂の時のようなあのドキドキが再び訪れる。
恥ずかしくなって俯いていたら、急に手首に何かが触れた。
「!?」
相沢の手だ。
もう片方の手は楓の腰へと回る。
「え、あの…っ。」
がっちりとホールドされてしまって楓は身動きが取れない。そして手首を持っていた右手は顎を持ち楓に上を向かせる。
「あ…。」
上を向かされた楓は相沢の綺麗な瞳に捕らわれ、指一つ動けなくなってしまった。
「(なんで、…体が動かない…。)」

