「…私、尋和の事が好きなのかな…?」
鏡に映っている自分の姿を見ながら考える。
ぼーっと手を止めて考えているうちに髪の毛からシャンプーの泡が垂れてきた。
「うわっ!!」
危うく目に入る所だった。素早く指で泡を拭い、頭をお湯で洗い流す。
…そんな事をしているうちに楓は今まで考えていた事を忘れてしまっていた。
_______
がちゃ
「上がりました~…。」
楓は相沢の母のものだというネグリジェを身に纏い、髪をアップにまとめている。まだ湿気を含んだ髪の毛と、上気した肌は危うげな雰囲気を醸し出している。
相沢はそんな楓を見て固まった。
「?…あ、変かな?やっぱり。私にこんな可愛いの…見合わないよね。」
「…いや。可愛いぞ。」
「!?」

