四王寺学園記



楓が手に取ったボトルはオレンジ色でLOVEと筆記体で書いてあった。


「(LOVEシリーズって確かものすごく高いんだよね…。


……LOVEかぁ。好きって、どういう事なんだろう。)」


楓の恋愛経験はゼロ。本や雑誌などで恋とは”近くにいるとドキドキする事”などと書いてあるが楓にはピンとこない。




そして楓はふと頭の中に相沢の顔が浮かんだ。


「(…尋和って、私の事どう思ってるのかな…?)」

考えても相沢しか知らない事なので楓は分からない。では逆に自分はどうなのだろうと思った。





「(私は尋和の事、好きだけど…。それはライク?)」

考えてみると相沢はどの”好き”なのだろう。