「え、お気になさらずっ。」
「へぇ、じゃあブラックコーヒーでいいか?」
「…!!ぅ、紅茶がいいです…。」
「ふっ、最初から言え。そんなに緊張する事はない。」
思った通りの反応をした楓に相沢は笑みを浮かべる。
「だって…、」
そう言い濁し楓は周囲をぐるりと見回す。今座っているふっかふかのソファも、豪華な装飾のついた階段も、なんだか落ち着かない。
楓のその気持ちに気付いたのだろう、相沢がついてこいと言った。
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階段を上がって角を曲がった所にあるドアの前で相沢が立ち止った。そしてドアを開ける。
ガチャ…

