四王寺学園記






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「…ぇで、かえで…、楓。」

「…ぅ、…あ。」

いつの間にか寝ていたらしい楓をドアの外から相沢が優しく揺すり起こす。



「着いたぞ、ほら。」

自然に相沢が手を差し伸べた。その手を取って楓は車の外へと足を踏み出す。




「ここ……。」


見上げると首が痛くなるような大きな西洋風の建物だ。上の方にはめ込まれたステンドグラスがとても綺麗だ。



「俺の家だ。何にも面白い物はないが…まぁ、ゆっくりしていけ。」



相沢家の執事が立派な玄関を開けて楓を歓迎する。