「……あき。一回誠君殺していいかしら?」 「由利さん。怖いです」 「遠慮なんかしなくていいのよ?てか、私が殺さなきゃ気がすまないのよ!大体あきが泣 いてるってゆうのに電話の一つも寄越さないなんて!」 そう。アタシが誠君家から飛び出してもう2時間は経ってるのに誠君から連絡がこないのだ。 「誠君って本当にアタシのこと好きなのかな?」 「あき……」