「…翔太が隣だと、あたしの小ささが強調されるのおおぉ!!!!」 「…うん、主語が迷子になってるけど。どうしたの?」 「ふんっ!独り言だよ!」 完全に人のせいにして放り投げた感たっぷりだけど…いっか。 こんなの、翔太が相手だから出来る事だしね。 っていうか、相手は翔太以外考えられないし。 「ねぇ、そういえば…」 翔太が胸ポケットから、何か取り出した。